autoCVVC1.23とは

デルタさんが開発したCVVC用のプラグイン。

CVとCVの間にVCを加えてCVVC化させる。

しかし、VCが加わることによりノートが煩雑になるという欠点を持つ。

最近は同じ方が開発したpresampというVC部を見えなくして単独音と同じように扱えるプラグインのほうがメジャーであるがその分ブラックボックス化し、管理人を含めてautoCVVC派って方も存在する。

仕様

仕様はいたってシンプルで簡単ですがそれゆえ管理人のように???ってなってしまう方がいる方も知れない(多分いないけど)のでまとめておきました。

現在はautoCVVC2.0-0.45(β版)が配布されていてこれが正式版となればpresamp.iniが使える予定のためこの記事は不要になるかもしれません。


上の画像がautoCVVCのプリセット(.txt)、下がUTAUのプラグインから起動したときのGUI。

基本的には選択機能はGUIから、その他の機能はtxt形式のプリセットからまとめた方が便利です。

見づらくて申し訳ないのですが色で囲った部分と下線を引いた部分、まるで囲って数字を書いている部分が対応しているという意味です。

間違えてピンクで囲った部分とオレンジで囲った部分が反対にしてしまいましたのでご了承ください。

機能

いちいち全部説明するのもめんどくさいので難しそうな部分だけ説明します。

VCの長さを原音設定から取得する

VCの長さを原音設定の長さを基準にしてVCの長さを決めるというもの。

とりあえず便利。

presampではCVの原音設定を基準にVCの長さを決めることもできる。(そっちがデフォ)

VCの区切り文字

VCのVとCで区切ってある文字を設定します。

(Space)=半角スペース

_=アンダーバー

(None)=何もないっていう意味です。

エイリアスの設定

[#PRE]

母音の設定。

VCを生成するときにVCの前の音がそのCV該当した時、=の後に書かれた母音が使われる。

書式はCV,CV,CV,・・・=V

基本的にはいじる必要がないが鼻濁音のエイリアスが定まってないため、ここをいじるときが出てくるかもしれない。

[#SUR]

子音の設定

VCを生成するときにVCの次の音がそのCVに該当した時、=の後に書かれた子音が使われる。

書式はCV,CV,CV,・・・=c=VCの長さ(後述)=30(txtで囲った部分が見えなくなってしまって申し訳ないです。)

こっちのほうが弄る機会が多いと思う。

30はデルタさん曰く、バージョンアップした際の無意味になってしまった残骸だとか。

presamp.iniにも応用できます。

VCの長さ

VCの長さを音符の長さで表します。

デフォルトだと子音が長くなりがちなサ行とザ行は16部音符、その他は32部音符に設定されています。

VCの長さを原音設定から取得するにチェックを入れると選択不可となります。

先行発音,オーバーラップ,stp,子音速度を推定する

VCの前の音の長さが少ない時、クロスフェードが短くなってうまくつながらないのを防ぐため、いろいろやってるそうです。

仕組みはブラックボックスだと思う。

p1,p4クロスフェード

先行発音,オーバーラップ,stp,子音速度を推定するにチェックが入っているときに使う。

チェックが入っていない&先行発音,オーバーラップ,stp,子音速度を推定するにチェックが入っているとノートが!の嵐になるそう。

といった感じです。言い残すことは何もありません。