「ココアさんをおつかいに行かせて留守番の時に歌ってみたとかいうものをやってみました。」

「あとはこれをニ○ニコ動画にあげれb」

「チーーーーノちゃーーーーん!!」

「なんでこんな早く帰ってくるんですか!」

「あとさっきのとこ、○つけなくてもいいんだよ」

「メタいです・・・」

解説など

動画説明欄には身の回りが落ち着いたら書きますと記載しましたが、逆に落ち着かないので書きたいと思います。

全体的に特にこれといった技術は使っていません。

音を切り出して原音設定して調声してMIXしただけです。

今回はこの4つについて小技みたいなテクニックをお教えできたら幸いです。

切り出し

みなさん口をそろえておっしゃるのが「セリフごと切り出せ」ということです。

セリフごと切り出した方が楽ですし原音設定でどうにでもなりますし応用がききます。

切り出した方が楽→波形が波立ってないところで切ればよい

原音設定でどうにでもなる→1つの単語を普通に切り出すより簡単に切り出せる

応用が利く→連続音やCVVCも使える

原音設定

使える音を選別する

実際の音ではきれいでもUTAUを通すと他の音に溶け込まない場合がありますので実際にUTAUを通して聞いてみるとよいでしょう。(逆も然り)

調声の工程でこれをやる方も多いと思いますが自分は原音設定はsetParamで一気にしてctrl+F10キーで選別しています。

伸縮範囲に注意する

伸縮範囲によってはノイズだらけの音がキレイになったりします。(逆も然り)

諸刃の剣なので伸縮範囲を変更する際には十分注意しましょう。

調声

子音+母音

「なぜなら少女は呪われているから」の「ぜ」の部分です。

1.「え」の手前に「な」のノートを短く(64部音符~32部音符)し、そこに「z」と入力。

2.「z」の原音設定はオーバーラップを適当な値にすれば何とかなると思います。

3.「z」と「え」を母音結合。

4.ほぼ100%の確率で!が出てくるのでエンベロープ正規化プラグインで直す。

5.「z」の音量を適当(50くらい)に下げる。

CVVC+母音

「そうして誰もが知らぬふりをした」の「ぬ」の部分です。

見にくくてすみません。

本来VCの「a n」は「ら」のノートの右に来るのですが声質の違い上、こちらのほうが出音がきれいでしたのでこうしましたがあまりお勧めはしません。

また、CVVCのオーバーラップがなんかクッソ長いですがそれは後で説明します。

1.「ら」のノートを短くし、その部分にVC「a n」を入力。

2.「a n」と「う」を母音結合。


CVVCでオーバーラップ爆上げ

「待ってて今度こそおいしいんだから」の「こそ」の部分です。

「こ」と「o s」のオーバーラップがクソ大きいことがわかると思います。

「こ」と「o s」の声質が違うのでオーバーラップを大きくして違いを目立たなくさせることが狙いです。

この画像はエンベロープ調整をミスってクロスフェード位置がずれた悪い例ですけど・・・

連続音版

「死んだ世界でただ二人生きていた遠い物語」の「たり」です。

オーバーラップ爆上げの連続音版です。

理論的にはこれはタブーなのですが出音には問題なかったので使用しましたがあまりお勧めはしません。

子音+母音(例外)

「ちょっぴり寒くなった」の「ぴ」です。

知っている方は知っていると思いますが、「ぴ」の子音は「p」ではありません。

「ぴゃぴゅぴょ」の子音と同じです。

なぜこうしたかというと、「ぴゃぴゅぴょ」の音が見つからなかったのでこうするしかありませんでした。

理論的にはこれもタブーですが出音に問題なかったので使用しましたができる限りこのようなことをすることはお勧めしません。

gフラグの活用

フラグはわかんないから放置って方を結構見かけますが、個人的にはgフラグだけでも理解しておくことをお勧めします。

gフラグについてはネットの海に詳しい情報がたくさん転がっていてそちらをさんこうにしてください。(説明がめんどくさいとか言えない)

使えるようになると簡単に歌が人間っぽくなります。

MIX

自分はMIXがへたくそで何も語ることができないですがMIXが質の半分を決めてしまうものだと痛感しております。

なにもやらないと迫力がなくなるし、かえってエフェクトをかけすぎるとせっかくの素材が台無しになってしまうので難しいところです。

(上から目線で申し訳ないですがMIXで手を抜くなって言いたかった)

まとめ

製作期間は前回の原音設定データがシナジーとして残っていたため、2週間ほどでした。

(1から作っていたら1か月かかってました。)

次の課題は切り貼り式人力に挑戦したいと思います。