原音設定に困っている方が多かったのでn番煎じですがコツとかをまとめてみました。

少しでも原音設定できる人が増えれば幸いです。

このページは準備編です。

用語解説

setParam

耳ロボPさんが制作してくださった原音設定用のソフト。

今回はこのソフトを中心に解説していきたいと思います。

DLリンク

左ブランク(オフセット)

どこで音を鳴らし始めるかを決める値。

この値より前の音は鳴らなくなる。

先行発音(pre)

UTAUエディターのノート(音符)の先頭よりどれくらい早く音を鳴らすかの値。

日本語では子音と母音の境目に設定するのが原則。

オーバーラップ(ove)

前の音とどれだけ重ね合わせるかの値。

設定する値には諸説あるため先行発音のように定石がないのが特徴。

固定範囲

音をどこから伸縮できるようにするか決める値。

setParamだと「子」と表示される。

右ブランク(ブランク)

音をどこまで伸縮できるようにする&どこで音を鳴らし終えるかを決める範囲。

この値より後の音は鳴らなくなる。

CV

C=子音

V=母音

つまりC+V、か、さなどの単独音のこと。

(母音はVだけなので除外)

 

VC

さっきの説明からすると

a(あ)+s、i(い)+mなどの音素。

CVVCで重要になるやつ。

oto.ini

原音設定を保存するファイル。

メモ帳やエクセルでも開ける。

叩き台

最初からエイリアスが振り分けられていて音源フォルダにぶち込めばすぐ原音設定できるように作られたoto.ini。一般的にいうとテンプレ。

主にCVVCで重宝する。

原音設定テンプレ吐き出す君

デルタさんが制作してくださった、原音設定の叩き台を一瞬で吐き出してくれるソフト。

リストの中に叩き台がなかったときはこれで作ってください。

DLリンク

準備

1

音源とsetParamを準備して(さらにCVVCの場合は叩き台を音源フォルダにぶち込んどいて、無かったら原音設定テンプレ(ryで作って)ください。

2

setParamを起動すると右の画面が出ますので音源フォルダを選択してください。

3

この画面が出てきたらここからは単独音、連続音、CVVCで手順が違います。

単独音

連続音

CVVC


パラメータを自動的に生成するボタンを押すと、

上のような画像が表示されますので、

読み込むボタンを押し、フォルダの中に入れた叩き台を選択してください。


単独発声データかプラグインで自動推定→リブアンで自動推定ボタンを押してください。

個人的にはリブアンがおすすめ。

連続発声データボタンを押してください。

そうすると大きいウィンドウが出てきますので下で3列分使って説明していきたいと思います。


連続音の続きです。

  1. 収録テンポと発声開始位置を設定(ガイドBGMに書いてあると思います。)
  2. 収録テンポから各値を初期化
  3. 自動補正1、2にチェックを入れる
  4. 接尾辞に適当な文字を入れる(多音階名や表情音名など)(文字の最後にその文字が入ります。
  5. 通し番号を付ける、上限はお好みで(1にすると原音設定量が最小となります。)
  6. パラメータ生成

4

このようなウィンドウが出てきたら表示→スペクトルを表示、パワーを表示にチェックを入れます。

最後にオプション→詳細設定で下のようなウィンドウが出てくるので、

<スペクトル>のスペクトルの色を選択して初期設定がgreyになっているはずですのでcolor1に変更してください。(見やすいため)

以上で準備編は終わりです。

原音設定を再開するときは3のところで保存したoto.iniを読み込めば続きができます。

新しい音源の設定をするときは4の手順は省いても大丈夫です。

単独音編